ちはゑ就農日誌

【就農日記vol.1】新規就農相談!就農までに必要なこと・準備

半農半Xと謡っていますが、
農の部分は現在家庭菜園のレベル。

農業を基盤に人とのつながりを
再創出したいと考えた時に、
私にできることは何か。

「農業」とその周辺のビジネスが
見えてきました。

少し前までの私のことを知りたい方は>>>2021年版ちいちゃんってどんな人?

まずは就農相談に行ってきた

2021年7月20日、
新規就農相談に行ってきました。

行ったのはいしかわ農業総合支援機構
という石川県の農業を盛り上げるために
農業に関わる人を総合的にサポートしている公益財団法人。

まず、事前相談受付で公式サイトより、
就農相談の予約を申し込みました。
対面・電話・メール・オンラインでの
相談支援を受けることができます。

就農までに必要なことって何?

何を相談したかというと、
農業を仕事にする上で、

一体私は今何をするべきなのか
ということでした。

まず相談をさせていただく前に
アドバイザーに尋ねられたのが、

  • 農家として独立を目指すのか
  • 農家に就職したいのか

ということ。

どちらを希望するかによって
アドバイスの方向性は
全く異なるとのこと。

ちなみに私は前者です。

農家としての独立・農業法人への就職の違い

農業をする方法には主に2種類あります。

  • 独立農家になる
  • 農業法人に就職する

人口として多いのは、
農業法人に就職している人です。

メリットデメリットを見ながら、
それぞれの違いを整理してみました。

⇔左右にスクロール メリット デメリット
独立農家
  1. 自分の裁量で働く時間を決定できる。
  2. 作る農作物や販売先を自分で決定できる。
  1. お金の計算、営業等、農作物を育てること以外にもやることはたくさんある。
  2. 経営失敗することもある。
農業法人への就職
  1. 農業に関わりながら安定した生活が確保できる。
  2. 独立支援をしている農業法人もある。
  1. 農作物や販路を自分で選択することはできない。
  2. 経営者の意向に沿って働かなければならない。

農家になりたい人の中には、
自分が経営者になるという感覚が
ごっそり抜けている人が多いようで、
アドバイザーさんにも言われました。

農業法人への就職をする場合であれば、
経験を積んでその後独立をすることを
全力で応援してくれる企業もあるようです。

農業生産法人「つくば菜園」では、
独立を完全にサポートする制度がある
など、探してみると独立支援が手厚い
農業法人もたくさんありました。

独立支援制度について | 農業生産法人 株式会社つくば菜園 

私は独立農家になりたいのだ!

ただ、私の構想では、まずは自分自身の
農業での独立ということしか頭に
なかったので、独立農家になりたい
という旨をアドバイザーの方にお伝えしました。

すると、農業を仕事とする上で、
新規就農者が就農までに準備して
おかなければならないこととして、
次のようなことがあるとのことでした。

就農までの準備
  1. 資金
  2. 農業スキル・経営知識
  3. 人脈
  4. 情報収集
  5. 声を上げること
  6. やる気
  7. 将来のビジョン

ここからそれぞれの項目については
実際の会話をもとに
チャット形式でお伝えします。

資金について:500万は用意とこう

自己資金と生活資金は合わせて500万円以上の準備が必要

ちいちゃん
ちいちゃん

ぶっちゃけ資金はどのくらい必要ですか?

大金がないと独立就農は難しいのでしょうか?

アドバイザーYさん
アドバイザーYさん

自己資金は絶対に必要です!
500万~1000万くらい準備する方が多いです。

新規就農となると開業することになる
わけなので、絶対的にお金は必要ですし、
資金を貯める必要があります。

新規就農者の初期投資は500万~1000万
と幅広いというデータもあります。

水稲をやるのであれば人が乗ることが
できる200万以上する農機具を買う方も
いる一方で、手押しの小さい30~40万
くらいのものを使うという人もいます。

更に、農地を購入する人もいれば、
借りる人もいるので、そのあたりでも
初期投資は大きく変わります。

信頼できる人間関係を築いて、
農業を引退する方から使っている
農地や農機具を譲り受けたりすれば
資金をあまりかけずに始めることも可能です。

運やタイミングもありますが…。

補助金制度についても
農業は手厚いので
よく調べておくことを
オススメします。

補助金については、
現在詳しく調べているところです!

農業スキル・経営の基礎知識:お近くの農業学校へ

まずは農業を始めたい都道府県の農業学校の情報収集をする

ちいちゃん
ちいちゃん

農業スキルはどこで身に付けられますか?
家庭菜園程度でしか経験がありません…。

アドバイザーYさん
アドバイザーYさん

農業学校や各種セミナー・研修制度を
使って勉強することができます。

実際に農業に関わって仕事をしながら
受けることのできる研修制度もあります
し、がっつり勉強に時間を割ける人は
週に5日の農業学校などもおすすめです。

農業学校はそれぞれの地域で
取り組んでいるものがあります。

県外の制度については県外の支援機構で
相談を受けることをお勧めします。

石川県では「いしかわ耕稼塾」という
研修制度を設けています。

県内で農業を始めるにあたって、
生産スキルはもちろん経営の知識を
体験しながら身に付けることが可能です。

予科と本科に分かれています。
予科は1週間に1度栽培の基礎を勉強します。

本科では生産、経営の基礎を
週に5日みっちりと勉強します。
5日のうち1日は講義形式の研修となっています。

旦那が京都出身ということもあり、
石川県・福井県・京都府・兵庫県
絞って今後情報を収集していく予定です。

コロナの影響もあり、オンラインでの
相談も可能なので遠隔地でも気軽に相談ができます。

人脈:信頼できる濃い人脈づくりが理想

農業に関わるいろんな人とのつながりを持つ

ちいちゃん
ちいちゃん

リアルな農業がイメージできません…

アドバイザーYさん
アドバイザーYさん

ですよね。そこで資金やスキルと同じくらい大切なのが人脈づくりです。

就農までの資金はすぐには貯まりません
し、農地もすぐに見つかるとは限りません。

ここで重要になってくるのが、人脈です。

とにかく家族・親戚・親・兄弟・友人に
「私は農業がしたいんだ」と声を上げ
たり、アルバイトなどで実際に農業を
している人たちと繋がるということ
非常に重要なんですよね。

そうすることで、信頼の高い人脈から
農地を借りられるかも?!という話を
もらえたりすることも。

農業のいいことばかりに目を向けがち
ですが、事前に想定しておくべき
苦労話を聞けたりもします。

人とのつながりはビジネスをする上で
なんとなく大事なんじゃないかなとは
思っていました。

農業においてはとにかく農地をさがす
のが難しいので、人脈を伝ってよい
農地に繋げてもらうことがキーポイント
になるとのこと。

更に、農業のリアルな話は実際に
会った人しか語ってくれないので、
インターネットでの情報収集だけでは
足りないというのが分かりました。

情報収集:生の情報をなるべく集めること

直接・ブログ・SNS等でいろんな人の発信をキャッチする

ちいちゃん
ちいちゃん

農家さんや支援機構などで、直接お話を聞くことが大事なんですね。

アドバイザーYさん
アドバイザーYさん

そうですね。

とは言え、インターネットの情報収集も
侮れませんよ。情報収集は簡単に
できる時代です。

セミナー・研修・講演会・実際の
農家さんのお話を聞くことから、
生の情報を得ることができます。

そのうえで、TwitterなどのSNS、
農業をされている方が運営している
ブログ等も活用しましょう。

リアルタイムで情報を得ることができます。

私も農家さんのTwitterをフォロー
しています。youtubeでも分かりやすく
情報を伝えてくれる農家の方もいますよ。

苦労話はネット上でなかなか目に
付かないんですけど、元々農業系
YouTuberだった方が農業をやめた
という動画をあげていました。

こちらは新規就農を考える上で、
一度は見ておかなければならない動画だなと思います。

農業やめました【新規就農】 – YouTube

情報発信:家族・親戚・友達・ネットあらゆる手段を使うべし

「自分が今どの段階か?どんな助けが必要か?」を発信し続ける

ちいちゃん
ちいちゃん

情報収集も情報発信もしやすい時代ですもんね。ためになる情報がそこら中に転がっていてありがたいです。

アドバイザーYさん
アドバイザーYさん

そうなんですよ。情報発信も是非おすすめです。

これはSNSやブログを含め、
いろんな人と繋がるうえで必要なことです。
いわば人脈づくりの一環です。

「自分は農業をするんだ」
「今はこの段階なんだ」ということを
発信し続けることで、協力者や
思ってもみなかったいい話が
飛び込んでくるということがあるみたいですよ。

リアルな関係の方以外にも情報を
届けることが簡単にできる時代です
から、営農開始後もネットでの発信は
欠かせなくなってきているようです。

 

今回の相談をきっかけにこれまで
いろんなことをちょこちょこやって
いたのですが、Twitter、インスタ、
youtubeでまずは農業に関連する
情報発信をしてみようと思っています。

実際の農家さんとの繋がりもできたら
いいなと思っています。

更に、このブログは雑記ブログとして
開設してはいましたが、今後は農に
寄せていこうと考えています。

とは言えブログそのものは半分趣味
なので関係ない記事も許してください。

やる気とメンタル:強くなければ続かない

デメリットにも目を向ける

ちいちゃん
ちいちゃん

必要なことはこれくらいですかね〜?

アドバイザーYさん
アドバイザーYさん

あとはやる気ですかね。メンタル面と言うか。

覚悟がなければ生あるものを相手にする
のは難しいです。収穫が全くなくなる
こともあります。大型の台風がきて、
稼ぎ0でもまあ仕方ないかな〜と思える
気概が必要です。

農業をするってそういうことなんですよ。

やる気がなければできない。
当たり前ですね。

就農したい気持ちが全くなければ、
就農相談には行きません。

ただ、研修を受けいる最中や、
実際に農業をしている方たちにお話を
聞いた際に、農家のデメリット的な
側面に遭遇することも多々あると思います。

その点をどの程度まで許容できるかを
きちんと整理して、就農までにじっくり
考えることも重要だと思いました。

将来のビジョン:「村」をつくりたい…

なるべく明確に理想を描く→1つずつ課題を解決→実現へ

アドバイザーYさん
アドバイザーYさん

最後になりますが、

  • どのような農業をやりたいのか?
  • 面積は?
  • 育てたい農作物は?
  • 農業を通して叶えたいことは?

ビジョンというとざっくりしていますが、具体的な計画が必要になります。

ちいちゃん
ちいちゃん

えっと―…

経営は無鉄砲に始めてもなかなか
うまくいかないことは誰でも知っている
はずなのですが、農業に至っては何故か
甘く考える人が多いので、
ここはしっかり持ってください
という話をいただきました。

個人的なビジョンとして、
「村つくり」があります。
馬鹿にされそうですが(笑)

農業スキルを身に付ける

→農業をしたい人を増やす
特産品をつくる
観光地化できる資源を生み出す
プロモーションする

→移住者を増やす

→コミュニティを広げる

→集落化する

 

こんなイメージで考えています。
本当に構想の構想の段階で課題は
たくさんありますが、支援機構では
手書きの見苦しいメモ書きを使いながらプレゼンをしてきました。

アドバイザーさんは、私のような想いを
持っている人は少ないので、
その気持ちを大事にしてくださいと言ってくださいました。

結局何をすればいいのか。

いろんな話を聞いては来たのですが、
結局今私が一番にするべきことは
何なのかということアドバイザーさんと
整理してみると、とにかく実際に農業を
している人と関わってみるということでした。

まずはアルバイト等で実際に農業で
食べている人のところで働いてみる
ところから始めてみようと思い、
教えていただいた県内の農業求人
サイトでアルバイトに応募してみたのでした。

まとめ:農業に興味のある人が一番にすべきこと

で、結局新規就農を目指す場合は
何から始めればいいの?という疑問に
簡潔にお答えします。

情報を受け取るだけじゃなく、その思いを発信してみること

これに尽きます。

私のように、農業支援機構など公的な
機関に問い合わせるのもそうですし、
農家さんに直接話を聞きに行ってみる
でもいいです。

勇気が出なければインターネット上で
情報発信をしている方に問い合わせて
みてもOKだと思います。

そうすれば、次にやるべきことが
何かがきっと会話の中で見えてくるはずです。

そうでなくとも、何かヒントを貰えるはずです。

Twitter・インスタグラムをやって
ますので、遊びに来てください♪

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今後Youtubeで動画の発信もできたら
いいなーと企んでいます!

できるかしら…